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MRIを撮影し椎間板(Disk)が突出(Herniation)している状態
About Disk Herniation
良くある質問として Qレントゲン撮影をしてヘルニアと診断を受けたのですが、カイロ治療は受けられますか というものがあります
まず確認しなければならないことは、X線では椎間板は撮影することができません 確認することが出来ないのに どうしてそのよう指摘を受けたかは私には理解できないですが、そのレントゲン撮影ではヘルニアは映っていないはずですからご安心ください
A カイロ治療は受けられます
なぜ手術は必要ないかの根拠
1990年3月の医学論文です
20~80歳までの腰痛未経験者67名を対象にMRIで腰部椎間板を分析した結果、21~36%に椎間板ヘルニアが、50~79%に椎間板膨隆が、34~93%に椎間板変性が確認されたことから、手術の選択は慎重にすべきと結論。http://1.usa.gov/knGWuH
1984年の発表です
21~80歳までの腰痛未経験者52名を対象にCATスキャンで腰部椎間板を分析した結果、年齢に関わらず35.4%に何らかの異常が検出され、40歳未満の19.5%に、40歳以上の26.9%に無症候性椎間板ヘルニアが確認。http://1.usa.gov/mBTclS
2002年1月の医学論文です
健常者41名(腰痛の全くない方々)を対象に腰部椎間板を5年間にわたってMRIで追跡調査した結果、物理的負荷(重量物の挙上や運搬・腰の回転や屈曲等)という従来の危険因子は椎間板変性とは無関係で、腰痛発症率はむしろ椎間板変性のある方が低かった。http://1.usa.gov/ijefOR
MRIで椎間板が飛び出ていました 痺れもありますがカイロ治療でよくなりますか?
A 上記をご確認いただければ解りますが、椎間板変性やヘルニアは腰痛とは関係がないのです。信じられないかもしれませんが、これが現実です。![]()
腰痛のヨーロッパガイドラインなどでは、症状と画像所見との関連性が殆んどないことから「神経根症状」という診断分類になっています
このような社会状況ですから一般の方でご存じの方は少ないですが、これらのヘルニア(突出した状態)は症状の無い健常者でも起こっていることが研究により明らかになってきています。上記の論文をご確認ください。
何度も言いますが、画像診断して映ったヘルニアと症状である痺れや痛みとは無関係であることが多いことが1990年以降の研究で明らかになっているのです
何が原因で椎間板が突出するのか
以前は、重い荷物をもったり、こしに負担のかかる仕事をしている人がよく椎間板が潰れてしまうということが、まことしやかに言われていましたが、一卵生双生児を対照にした比較検査(フィンランド・600例)では、BMIが高値、引き上げ筋力が強い、作業強度が高いといった従来考えられていた椎間板損傷危険因子は、すべて椎間板変性を遅らせるらしいということが分かってきました。直接の原因は遺伝です。(Videman T 2007 1406-13)
1995年の国際腰痛学会 Volvo Award に輝いた論文です
男性の一卵性双生児115組を対象にMRIで椎間板変性を促進させる危険因子を調査した結果、椎間板変性は仕事やレジャーによる身体的負担、車の運転、喫煙習慣といった物理的因子より、遺伝的因子の影響を強く受けていることが判明。http://1.usa.gov/kWg7Iw
ヘルニアと診断され医者に手術を勧められていますという方へ
カイロプラクティックの立場としては手術をする必要はないと思います。 保存療法を第一選択にするように伝える論文は幾らでもありますし、世界の腰痛ガイドラインには保存療法が第一選択としています![]()
「椎間板ヘルニアや椎間板変性に対する手術による治療成績は、集学的リハビリテーションと同等の結果になる」 (Brox jl et al Spine2003) (Fairbank J et al BMJ2005) (Brox jl et al Pain2006)
手術を選択肢の一つとして考慮するのは、2年間全く変化が無かったときに考えるものです。手術は費用的にみても安価なものでも50万円はすると言われています
周囲の方から、このようなことを聞いたことはありますか?
- レーザーなどで椎間板を手術したのに、症状は残ってしまった
- 針治療などの保存療法でヘルニアが治った
1.の場合、もし画像所見での椎間板が神経に当たらないはずの状態になっていても、痛みだけが残っているのは不思議ですよね。2.の場合は針治療で膨らんでる椎間板が引っ込むわけでもありませんが症状は回復します。
勿論突出したディスクの影響で痺れや痛みが出ることもありますが、そのような症状で外科的な手術が必要な方は1%未満です
MRI撮影の後に、椎間板ヘルニアと診断を受けてしまった場合でも、椎間板の飛び出ているものは、体内のお掃除細胞が綺麗に食べてくれることまで分かってきています。
ではどうして痺れや痛みといった症状はあるのでしょうか?
しっかりと検査をすると多くの場合は筋肉や関節の機能不全からの痛みや痺れです。
坐骨神経痛で手術をしても・・・
坐骨神経痛の場合、ヘルニア手術を選択する場合もあるようですが、米国マサチューセッツでのRCTによると手術をしても1年後の状態は手術をしなくても同じですし、痛みの減り具合は手術をしない方が早く減っていくそうです
(Massachusetts Medical Society.2007 May 31)
ヘルニアで手術が必要なのは1%以下です WHO基準カイロプラクティックのような保存療法で回復していきます
その1%の方は尿や糞便が漏れてしまったり、勃起障害があるような馬尾障害という兆候がある方だけです
腰部椎間板ヘルニアの症例はこちら
頚椎椎間板ヘルニアの症例はこちら
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